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2010年09月 アーカイブ

デザインの話 その1

IDデザインの造形における基本的要素も複雑に組み合わされた直線と曲線であると言えます。

これを制作していく立場から考えると、もちろんID製品は立体であるから、ある程度三次元的姿を予測しながら仕事を進めるわけですが、あらかじめ計算された直線と曲線の組み合わせからも、時には思いもよらないヴォリュームや陰影が生まれることがあります。

またカラーや素材によって、図面上の直線が曲線に見えたり、曲線が直線に見えたりすることもある。

よって、反対にその効果をねらって、あらゆる要素を考慮に入れながら、直線的デザイン、曲線的デザインを創り出していくことも当然可能なことです。

デザインの話 その2

一口にID製品のデザインを直線的、曲線的というのはなかなか厄介なことですが、欧米においてはデザインの様式はアートと重なり、その直線的、曲線的様式がそのままデザインにも大きな影響を及ぼしていると言えます。

"アート・アンド・クラフト運動、アール・ヌーヴォー、バウハウス運動、アール・デコ"といった流れは直線的デザインから曲線的デザインへ、曲線的デザインから直線的デザインへと、大きなうねりをもったデザイン活動の流れでもあった。

そしてバウハウス以後、形態の研究はむろんのこと、何よりも重要視されたのが素材と技術の開発研究であり、それが最終的にはアートとテクノロジーの分裂をもたらすきっかけになったと考えられます。

しかし、逆にその時から真の意味でのIDデザインが始まったとも言えるのです。

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