デザインの話 その3
直線と曲線の問題も、初めてテクノロジーと関連して考えられるようになったわけです。
例えば、1930年代の空気力学がIDデザインに及ぼした影響には、はかりしれないものがあります。
飛行機や車体の流線形態は、あらためて生物界の有機的形態とデザインとの関連の重要性を想い起こさせ、現代のルイジ・コラー二のバイオ・デザインを生み出すもとともなっています。
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直線と曲線の問題も、初めてテクノロジーと関連して考えられるようになったわけです。
例えば、1930年代の空気力学がIDデザインに及ぼした影響には、はかりしれないものがあります。
飛行機や車体の流線形態は、あらためて生物界の有機的形態とデザインとの関連の重要性を想い起こさせ、現代のルイジ・コラー二のバイオ・デザインを生み出すもとともなっています。
一方で、そのことから運動性をもたない機器が直線的デザインに傾いていくのも、ごく当然の結果であったように思われます。
機能主義が優先され、"明快でシンプルで、そして直線的であること"はIDデザインにおける基本的要素であるという考えが随分と長い間続いていると言えるでしょう。
美しく、明快な幾何形態をもつデザインとして世に出た直線的デザインのはしりとして、1960年代初期のマリオ・ベリー二によるオリベッティのエンコーダー「CMC7」が挙げられます。
イタリア経済の"黄金の60年代"はイタリアのIDデザインにおける黄金時代をもたらし、その後の世界のデザインの流れを決定づける重要な役割を果たしたのです。