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2010年12月 アーカイブ

美的観点

以前そこに存在していた、古くて設備などが不十分ではあるが、安価な家賃の住宅を破壊することとなり、低収入の勤労者、若い世代、あるいは年金生活者などの高齢者の、支払い可能な住宅が減少してしまうという結果を引き起こしたというわけです。


美的観点からだけではなく、社会学的観点からも面的再開発に反対する人達が増加しています。


この批判の背景には、戦後ずっと続いてきた近代化の波に対する反動として、反技術主義的傾向、あるいは過去のものに対して憧れるノスタルジーの流れというようなものが存在しています。


住宅問題との関連からみれば、若い人達の要求する新規住宅の建設も、安い家賃のものである限りの主張であって、それが実現できない場合には、既存の住宅は破壊せずにデスクトップ仮想化して、借家住宅として機能させることを要求しています。

デザインの話 その7

心地良いBGMに自発的に耳を傾ける分には一向に構わないのですが、一方的に押しつけられるのにはまいってしまいます。

デパートへ行ってもエレベーターの中までBGMが流れ、一息吐こうとコーヒーショップに行っても、食事に行っても……いやはや、どこに行っても音がついてきます。

それらの音はほとんどの人々にとって関心のない存在のように見えるのに、目一杯流れているのはいったい何のためなのでしょう。

一種のサービスのつもりなのでしょうか。

流れているBGMを目的に、特定の商業空間とか飲食空間へ行く人々は少数だろうから、それらの音は妙な習慣としてただ流れているとしか言いようがないのです。

デザインの話 その8

回りの環境が静かで、一定の空問内にだけBGMが流れている場合は、それなりの良さが感じられるでしょう。

しかし、回りも騒音に包まれ、逃れた場所にも音が流れているとなると、私達の聴覚はいい加減麻痺してしまいます。

集合住宅地等で、ピアノの音とかカラオケの音がうるさいということで問題が起きています。

都会の喧騒から逃れやっと自分で音のコントロールが自由にできる我が家において、外部から好ましからぬ音の強制的侵入を受けることが、かなりの精神的重圧になることは容易に想像がつきます。

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